猫専門病院ノアのねこ舟

子猫学① <子猫の環境>

 <子猫の環境>

  まず適切な温度と湿度を維持してあげましょう。

 周囲を囲ってあげると子猫は安心するので段ボール箱やキャリーケースを寝床として準備してあげると良いでしょう。

 寝床の適切な温度と湿度

  • 温 度          

0~1週齢…32~34℃

1~2週齢…27~29℃

2~3週齢…24~27℃

4~12週齢…24℃

  • 湿 度  55~60%程度

 

 生まれて間もない子猫は体温調節がうまくできません。そのため1人ぼっちでいると容易に低体温症になってしまいます。

 低体温の状態が続くと呼吸や心拍数の低下、免疫機能の低下を引き起こし、最悪の場合は死に至ることもあります。

 適切な温度を維持するための道具としてタオルで包んだ湯たんぽがおすすめです。

 それからもう一つ子猫で気を付けておいてもらいたいこと、それは低血糖です!!

 ミルクの飲みが悪い、あまり動かずぐったりしている、そんな時は低血糖に陥っているかもしれません。哺乳が必要な時期は低血糖防止のために数時間おきにミルクを与えなければなりません。自力で飲んでくれない場合は早めに病院へ連れて来てあげてください。

人工哺乳の方法、子猫の管理法のアドバイスなどさせて頂きます。