病態
慢性の炎症性気道疾患により、治りにくい頑固な咳が出ます。慢性炎症により気道の構造変化を引き起こしていると考えられています。
症状
咳を主徴とします。重症例はお腹を深く使う複式の努力性呼吸と呼吸数の増加を認めます。症状は進行性で治療が遅れてしまうと完全に息を吐き出すことができなくなってしまうこともあります。
検査・治療
レントゲン検査、血液検査で診断します。必要に応じて全身麻酔下での肺胞洗浄液の回収による精密検査を実施する場合もあります。主に抗炎症薬を使用しますが、咳や呼吸困難が長期間にわたっていたケースや鼻炎を併発していると治療の成績がよくないことが多いです。症状が続く場合はなるべく早い治療が必要です。
池堂獣医師からのアドバイス
猫喘息は慢性疾患なので根治させると言うよりも症状を抑えられるようにコントロールすることが治療の目標になります。咳が悪化する前に病院を受診し、適切な治療を相談してきましょう。
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