指で歯にタッチしてみよう
前回はお口周りに触る練習について書かせていただきましたが、お家の猫ちゃんは受け入れてくれましたでしょうか?
なかなか触らせてくれなくても、「嫌がって大人しく触らせてくれない…(>_<)」と落胆せず、根気よく練習を続けていきましょう。
きっと、猫ちゃんが許してくれるタイミングが訪れるはずです。
上手に触らせてくれたのであれば、次のステップへと進んでいきましょう!
次のステップは「唇をめくり、指で歯にタッチすること」です。
お口周りで何かをされることに慣れてきてくれたら、次は実際に歯に触れてみましょう。
前回と同様にお口周りを撫でながら、今度はときどき唇をめくりあげてみてください。
唇をめくってみると、犬歯や前歯が現れます。
見て確認できた歯を、指で優しくタッチしてあげてください。
ゴシゴシ磨く動きはせず、あくまでタッチするだけにとどめておきましょう。
磨く動作はタッチにじゅうぶん慣れてからにしましょうね。
抵抗なくタッチさせてくれたらすぐにご褒美をあげて、たくさん褒めてあげてください。
重ねて練習していくことで、「お口の中を触られても、いいことが待っているので平気!」と覚えてくれるので今後のデンタルケアがスムーズに進みます。
根気よく、続けていきましょう。
猫ちゃんが全く抵抗なく受け入れてくれそうであれば、犬歯よりももっと奥の歯を触ることもチャレンジしてみてください。
奥歯を触るときは、唇のめくり方にコツがいります。
このように、上に唇をめくるのではなく、お口の端を横に引っ張る方が猫ちゃんも嫌がることなくやりやすいです。
強い力で引っ張らなくても十分奥歯が見えると思いますので、一度チャレンジしてみてください。
もしも引っ張られることを嫌がった場合は、飼い主さんの指を潜り込ませるやり方でもOKです。
次回は、デンタルシートや指サックなどを使った練習をしていきましょう!