猫ウイルス性鼻気管炎(FVR)

病態

感染猫との接触や鼻汁などの飛沫によって感染し、涙やくしゃみなど、眼と鼻に主な症状が出るため、別名「猫風邪」と称されることがあります。特に子猫が感染すると症状が悪化しやすいです。また原因ウイルスが完全に排除されることはほとんどないため症状が一旦治まっても体調不良などで症状が再発することがあります。現在は有効なワクチンが開発され、定期的な接種を行えば重症化する例は少なくなりました。

症状

発熱や元気消失、食欲不振、目やに、くしゃみ、咳など多岐にわたります。鼻汁や涙で目鼻周りの汚れが目立つことが多く、結膜炎で目が腫れてしまったりします。悪化すると肺炎などを併発し、眼は失明に至るケースもあります。

検査・治療

身体検査、ウイルスの抗体価を測定することで診断します。必要に応じた栄養支持療法を行い、輸液や抗菌剤、抗ウイルス薬、インターフェロン製剤などの内服、点眼/点鼻薬を必要に応じて使用しながら経過を観察していきます。

池堂獣医師からのアドバイス

猫は鼻が詰まるとご飯を食べられなくなります。すると免疫力が低下し、弱ってしまうと抵抗力を失います。病気の治りが悪くなる前にしっかりと治療をしてあげましょう。また、ワクチン接種で症状を大幅に軽減できますので、定期的なワクチン接種には欠かさずに病院へ連れてきてあげて下さいね。

デスメ膜瘤