9/5夕方、急患で子猫が運びこまれてきました。
野良の子猫で、保護された方はご自身も自宅で猫を飼われているとのことで、車に引かれた子猫を見過ごすことができず、病院まで連れてきて下さいました。
子猫の状態は息も絶え絶えで車に引かれて引きずられたのか、身体もボロボロでした。
助かる見込みは少なく、保護された方の意向で痛みで苦しむくらいなら楽にしてあげることになりました。
すぐ処置に取りかかり、子猫は短い猫生を私達の目の前で終えました。
「どうして周りを見ずに飛び出したの?」「これからが長い猫生の始まりだったのに…」
心の中でかける言葉は山程あるけれど、運命を受け入れるしかありませんでした。
通りすがりの方に保護されて、沢山の人に見守られながら旅立てたことがせめてもの弔いだったかもしれません。
連れてきて下さった方の子猫への愛情に感謝いたします。
追伸
猫専門病院ノアのねこ舟は担当獣医師である池堂が病気療養に入るため、9/9より1ヶ月ほど休診させて頂きます。
患者様には大変ご迷惑をおかけしますがご理解の程、よろしくお願いいたします。
また多くの飼い主様から励ましのお言葉やお手紙などを頂き、とても嬉しく思います。ありがとうございました。
10月に職場復帰する予定ですので、再び病院で皆様にお会いできる日を楽しみにしております。