猫専門病院ノアのねこ舟

子猫学④ <子猫の哺乳>

 理想的には母猫の母乳で育つことが一番です。しかし、生まれた後に母猫が帰ってこない、母猫はいるけれど病気や栄養状態が悪く母乳が出ないといった場合には人工ミルクで育てなければなりません。

 

~人工ミルクの注意点~

 ・子猫用ミルクを使用すること

 ・調理する際、1回で飲み切る量にすること

 ・体重あたりの投与量を目安に与えること

 ・溶かしたミルクを授乳する際の適温は35~38℃である

 

ミルクの準備が出来たら次は哺乳です。哺乳器具は哺乳瓶や針のない注射ポンプを用います。使用する器具はよく洗って煮沸消毒などを行い衛生的に使用してください。

maxresdefault[1]哺乳時の態勢は子猫を腹這いにさせ頭を少し上げてゴムの乳首を正面からくわえさせるようにします。

生後1週齢までは2~4時間おき、1週齢をこえて離乳するまでは4~6時間おきに哺乳が必要です。