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池堂 亜季奈
- 出身地
- 大阪府寝屋川市
- 卒業校
- 酪農学園大学獣医学部獣医学科 2004年卒
- 趣味
- 猫グッズ集め(特に黒猫グッズに目がない)
- 好きな言葉
- Where there is a will, there is a way.
(精神一到、何事も成らざらん)
私は中学生になるまで猫が苦手でした。鋭い目を見ると襲い掛かって来られそうで、野良猫がいると道を変えてしまうほどでした。 そんな私が中学2年生の頃、我が家のベランダで野良猫が赤ちゃんを産み、そのまま子猫を置いてどこかへ行ってしまったのです。雨が降りしきる中、生後2日目の子猫たちは母親を求めひたすら鳴き続け、雨樋から転げ落ちてしまいました。その姿に見かねた私の母が黒猫2匹を保護したのです。まだ目も耳も塞がっている手のひらに乗る位の小さな子猫たちとの生活が、この日を境に始まりました。 犬の出産や育児経験はあるものの、猫について何も知らない私たち家族は、その小さな命を守るために哺乳瓶での人口哺乳や排便・排尿の介助を懸命に行いました。毎日のようにお世話する中で日々成長していく2匹を見ているうちに猫のしぐさや表情にどんどん魅了されていきました。そして、いつの間にか野良猫の事も怖く無くなっていました。 2匹の黒猫たちは「一騎くん」「ジジくん」と名付け、それから約20年間も生活を共にしました。2匹に出会えたからこそ猫を好きになり今の私があると思うので、出会えた事にとても感謝しています。 時が過ぎ、彼らが3歳を迎える頃に新たに黒猫の女の子との出会いがありました。その子はかかりつけの動物病院で保護されていた子猫で、私は犬の診察で動物病院に行ったはずなのに、帰る時には一緒に車に乗っていました。こうして新しい家族がまた増えました。新入りの子猫は「チャチャ」と名付け、一騎くん、ジジくんともすぐに仲良くなりました。 黒猫3匹は冬になると寄り添って寝るので、布団の上には大きな黒団子が出来上がり、その団子に紛れて一緒に眠る毎日は私にとって至福の時でした。 そんな幸せを与えてくれた一騎くんとジジくんは20歳を目前に順番にこの世を去り、今は20歳を超えたチャチャと2010年に保護されて引き取ったシポワとともに猫ライフを満喫しています。 高齢のチャチャは、慢性腎臓病、甲状腺機能亢進症、てんかんなどの持病もありますが、毎日お薬を服用しながら元気に過ごしてくれています。まだ若いシポワは何でも食べてしまう癖があり、目が離せないやんちゃ娘ですが、歯磨きが上手に出来たり、大好きなフードを目の前にすると「オスワリ」や「オテ」ができると言う特技を持っています。 今はこの2匹とできるだけ長く一緒に過ごしていく事を目標に、1日1日を大切に過ごしています。一緒にいてくれてありがとう。
猫の飼い主様へのメッセージ
- 毎日、猫の顔を見て「大好きだよ」って声をかけてあげて下さい。言葉は話せなくてもきっと伝わっているはずです。
- 毎日、猫とスキンシップをとってあげて下さい。飼い主様の匂いや温もりを感じる事で猫も心が安らぐはずです。それにスキンシップは身体の異変に気付くきっかけにもなります。見て、触れて、飼い主様も猫も幸せな気持ちになってくれたら嬉しいです。
- この世に何千、何万頭といる猫の中で、「その子」に出会えた事は『偶然がもたらした運命』みたいなものです。「その子」との出会いに感謝しながら、最後までに一緒に過ごして上げて下さい。
猫を愛する皆様の心に寄り添える診療を目指してこれからも歩んでいきたいと思っておりますので、どうぞ宜しくお願い致します。
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木ノ下 結
- 出身地
- 兵庫県宝塚市
- 卒業校
- 酪農学園大学獣医学部獣医学科 2013年卒
- 趣味
- スポーツ観戦(特にボクシング、サッカー)
- 好きな言葉
- 意志道拓
実は獣医師になるまでまともに猫ちゃんたちと触れ合う機会がなく、近所のノラ猫たちをたまに触って過ごすような幼少期を過ごしました。そのため「猫は好きだが少し怖い」そんな印象を持っていました。獣医師になり多くの患者さんたちと出会う中で猫の可愛さ、繊細さを教わったように思います。また、池堂獣医師の愛猫チャチャには猫を扱うことの難しさを厳しく指導されました、ある意味、一番の師匠かもしれません(笑)
今は毎日患者さんたちに癒されながら仕事をさせてもらっています。
猫の飼い主様へのメッセージ
子猫や元気で何も病気がない時から健康診断を定期的に受けられることをお勧めします。
体重を測りに来るだけでも構いません。病院に慣れることで病気で検査や通院、入院が必要となったときに少しでも猫ちゃんへの負担が軽減するはずです。
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