少し前に顎に何かできているという主訴で来院された猫ちゃんがいました。
診察してみると確かに右顎に何か硬く触れるものがありました。
その部分を調べるために細胞診という検査を行い、できものを構成している細胞を調べてみました。
すると好酸球(白血球の一種)がたくさん出現して、細胞診結果は好酸球性炎症でした。
その時の顔の写真はこちらです。

2日後に細胞診結果を聞きに来られた際には顎のできものだけではなく、下唇も腫れていました。
その時の写真がこちらです。


下唇の腫れに対しても細胞診を行なった結果、好酸球がたくさん確認されたので、顎のできものと同じ好酸球性炎症と判断してステロイド治療を始めました。
お薬を飲んでいる間、腫れは引いていたそうですが、薬がなくなって4日ほどするとまた腫れてきたという事で再診に来られました。
その時の写真がこちらです。

再び薬を処方して飲ませてもらうことにしました。
それから6日後に再診で来られた時、赤みと腫れが少し引いていました。
その時の写真はこちらです。
改善傾向だったので少し薬の量を減らして処方し直しました。


その後1週間ほどして再診に来られた時にはかなり腫れは引いていました。
なのでまた薬を減らして処方しました。

前回の診察から10日ほどして再診に来て頂き、顔をチェックするとすっかり元通りになっていました!


ようやくこれで薬も終了となり、綺麗な顔を取り戻したのでした😊
猫ちゃんでは唇が腫れたり、唇に潰瘍を作るような病気があります。
背景にはアレルギーが関与していると考えられていて、その子自身の体質も関わってきます。
普段から顔のパーツもいつもと違いがないかチェックしてみてください。

