今回で耳のお話は最終回です。最後は「皮膚糸状菌症」というカビが原因で起こる耳についてです。この病気は感染した動物の毛やフケとの接触によりうつります。また、ネコからヒトへ感染することもあるため注意が必要です。

1歳未満の若齢猫、免疫力が低下している猫、栄養状態が悪い猫は感染しやすく特にペルシャやヒマラヤンなどの長毛種に好発しやすいと言われています。

症状が出やすい部位は耳介や手足、頭部や顔面です。

一般的に痒みはあまり強くありませんが脱毛や赤み、フケなどの症状が認められます。

治療は抗真菌薬の飲み薬や塗り薬、薬用シャンプーなどで行います。

「皮膚糸状菌」は毛に感染しているため患部をバリカンで毛刈りすることもあります。

治療期間の目安は2~6カ月で治るまでに時間を要します。