子猫のあいだは免疫力が弱いために、いろいろな病気を発症する危険性があります。
今回はそれらの病気の中で知っておいてもらいたいウイルス感染症についてお話します。

❶ヘルペスウイルス感染症
 このウイルスによる病気は猫ウイルス性鼻気管炎と言い、くしゃみ、鼻水、発熱といったカゼによく似た症状を引き起こします。
 その他、目ヤニ、流涙を伴う角膜炎、結膜炎なども認められ、重症化すると死亡することがあります。
❷カリシウイルス感染症
 このウイルスはくしゃみ、鼻水、発熱などのカゼによく似た症状を引き起こします。
 また口の中に潰瘍や水疱を作ったり、結膜炎や関節、筋肉の痛みから来る歩行異常が認められることもあります。他の病気を合併することにより、症状が悪化して死亡することがあります。
❸パルボウイルス感染症
 このウイルスによる病気は汎白血球減少症と言い、非常に感染力の強いウイルス感染症です。
食欲・元気消失、発熱、嘔吐、下痢などの症状を引き起こし、体力のない子猫は1日で死亡してしまうこともあります。

以上、3つのウイルス感染症は、ワクチン接種で予防が可能です。
母猫から受け継いだ免疫が弱まる生後8週齢頃からワクチン接種を複数回受けて、子猫たちをウイルス感染症から守ってあげましょう。

*ワクチン接種は病気にかからないようにするためのものではありません。
 もし感染したとしても、免疫反応で重症化することを防ぐためのものです。