猫専門病院ノアのねこ舟

子猫学⑤ <排泄と離乳>

生後3週齢までの子猫は自力で排尿・排便ができません。
母猫は子猫の会陰部を舐めて排泄を促します。母猫がいない保護猫の場合は、肛門や陰部周辺をティッシュやガーゼで刺激して排泄を促してあげましょう。
生後3週齢を過ぎるとトイレを使って自力で排泄ができるようになります。
トイレ型のトイレに猫砂を入れて、水飲みやフードのお皿からできるだけ離れた場所に置いてあげましょう。常にトイレは清潔に!
また、子猫の中には猫砂を食べてしまう子もいるので、固まる砂は注意してください!!
次に、離乳の時期ですが、4週齢を過ぎる頃からミルクに加えて消化の良い子猫用缶詰を混ぜていきます。5~6週齢からはドライフードも少しずつ混ぜていき、通常6~9週齢で離乳は完了します。
離乳を始めた際に問題となるのは消化不良による軟便や下痢でこの症状は子猫の身体で離乳準備が整っていない場合に起こります。もし、下痢をしてしまうようなら時間をかけて離乳食に移行していきましょう。