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  • チャチャとのお別れ
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5月12日の晩、チャチャが天国へ旅立って行きました。その日はたまたまお休みの日で、数日前からしんどそうにしているチャチャと一日中一緒に過ごしていました。2か月に及ぶ介護生活の中、何度かもうダメかも・・・と思う瞬間を乗り越えチャチャは私と一生懸命生きてくれました。5年以上前から患っていた腎不全、2年前に発症した甲状腺機能亢進症、1年前に発症したてんかん発作・・・。振り返ってみれば、この数年間は日々変化する病気と向き合い続けた毎日でした。チャチャが突然意識を失い、夜間救急動物病院へ車を走らせ、徹夜で看病した日もありました。食欲がなくなると、普段は腎臓食を与えていましたが、「自ら食べてくれる物を」と、ペットショップにフードを探しに行ったりもしました。夜中、急に嘔吐し始める事も多々あり、そのたびに起きて落ち着くまで背中をさすってあげていました。

仕事から帰ると『チャチャただいま』と声をかけ夜は一緒に布団に入り、朝、私が目覚めるとチャチャは少し遅れて起きてきて膝の上に乗って再び眠り始める、というのが毎日の日課でした。また、毎日のように『チャチャ 大好きだよ。チャチャは私の宝物☆』と話しかけていました。

そんなチャチャとの生活は私にとって当たり前の日常で、その生活が消えて無くなるなんて想像もできませんでした。しかし、生命がある限り、いつかはお別れする日が必ず訪れます。頭でわかってはいるけれど、いざその時が来たらペットロスになるのではないか・・と、思っていました。ところが、チャチャのお陰でその心配はいりませんでした。お別れするまでの2か月間、チャチャが私に大切な時間を与えてくれたのです。周囲の協力もあり、介護生活が始まってからはほとんどチャチャと離れる時間はありませんでした。1日5~6回の強制給餌、点眼治療、おむつ替え、ブラッシング、休みの日のお出かけ・・・ チャチャと過ごす時間すべてがかけがえのないものでした。最後の方は寝たきりになり、ほとんど食事もとれなくなっていましたが、身体をなでるとしっぽの先をパタパタと動かし、『ありがとう』って、言っているかのように合図してくれるのです。亡くなる日もほんの少し流動食を飲んでくれてずっと部屋で寝てくれていました。ただ呼吸はいつもよりも苦しそうで何度も何度も『大丈夫?』と話しかけ、目の離せない1日でした。夜になり、それまで変わりなかったチャチャの様子に変化が現れました。短く鳴き声をあげ、深い呼吸をし始めました。その間私はずっとそばで見守り続けました。15分くらい経っていたでしょうか。チャチャの呼吸は段々と弱くなり、スッと動きが止まりました。私は自分でもびっくりするくらい冷静に聴診器を手に取り、チャチャの心音を確認しました。呼吸が止まって数分間、心臓の鼓動を感じながら消えていくチャチャの生命を最後まで見届けたのです。チャチャは本当に眠るように息を引き取りました。あまり苦しむこともなく静かな最期でした。

永眠したチャチャの身体をきれいに整えながら私の心の中は感謝の気持ちで一杯でした。チャチャと出会えた奇跡、家族として過ごしてくれた21年間、介護をさせてくれた2か月間、どれもこれも私の一生の宝物です。

翌日13日に宝塚動物霊園へ連れて行き、お葬式をしてきました。今はチャチャの遺骨を部屋に置いて今までと変わらず話かけています。お葬式の日、ひとつだけチャチャと交わした約束があります。あの子がいつ守ってくれるかわからないけれど、今はその約束が果たされる事を信じて過ごしています。

 

『いつの日か生まれ変わったら、また一緒に暮らそうね。その日までほんの少しだけ さようなら・・・』

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